セミナー

2015年01月29日

セミナー告知

1年ぶりのセミナーを2月18,19日(水木)に
熊本県菊池市七城町の温泉ドーム 、リバーサイドパークにて行います
申し込みは→九州自然栽培研究会 

締め切りは2月8日(日曜日)です。

すでに25名の参加表明があります。
あまり大人数では大変ですので早めに締め切る事もあります。
当日は弁当も出しますので、その段取り等があり直前での申し込みはお断りするようになると思います。
ご希望の方は早めにお願いいたします。

内容はぎりぎりまで検討する事にしていますが
大まかに出しておきます。

18日
9時受付開始
9時半開始
  セミナー意義
  自然栽培の原理原則
  自然とは
  土壌生成理論
  
12時 昼食 アルチザン弁当(はなこまち担当)

  ゲスト TAO塾 波多野毅氏 天野朋子氏
  新しい方向 BLOF理論(植物生理)と自然栽培
  新しい基準 方法論でなく中身での仕分け

17時 18日終了予定

19時 夕食 懇親会
   友達、仲間を作りましょう。

21時頃 2次会

19日
7時 朝食
8時現場視察
9時半 考察、自然栽培の取り組み方
 土壌分析
 まとめ、質疑応答

12時解散


毎回内容が充実してくるので
伝える事がたくさんあります。
今回も19日は3時ころまで会場は開けておきます。
質問事項や聞きたいこと、仲間内の懇親などに使ってください。

申し込みは→九州自然栽培研究会 
 











chorga at 17:02|PermalinkComments(0)

2015年01月21日

自然農の違う方向からの見方


genri1
自然農法の原理を聞いたのは11年も前。
今にしてみればそういうことかと思えるのだけれども
その当時はこれを真に受けていったいどういうこと?と真剣に悩んだものだ。

岡田茂吉の言いたかった事はこれではわからない。
時間が過ぎていくうちに解明されていく原理は
この抽象的な表現では理解できないからだ。

何よりも土素とはいったいなんだ?

それがわからなければ自然農は理解できない。
混乱させた原因は当時の時代環境によるところが大きい。
岡田茂吉は自然栽培という言葉を始めて使った人であり
その後無肥料栽培という言葉に換えている。

化学的肥料が出来てきた創世記で無肥料という言葉にも圧力がかかっていたという。
そもそもこの方法をどうやってつかんだのかの資料は見つからなかった。
ある時何かが降りてきて突然思いついたみたいな文を見たが
はたしてどうとらえていいのか、今にしては理解しがたい。

私は、常人には見えない何かが見えた人という特別枠の人と捕らえている。

そうでも考えなければこの時代の情報がほとんど無い状況でこの理論は思いつくとは思えないからだ。

いずれにしろ自然農の考え方は現在に引き継がれている。
相変わらず土素という表現と
火素、水素、土素の3要素が絡み合って養分を作り
それらが自然力(X)を生み出し肥料となるということを謳っているようだ。

当時は土自体の神秘性が大きく実態がわからなかったからではあろうが
土の持つ力は十分にわかっていたようだ。
このころの文献によれば藁は細かく切り落としてやったが良いと言っている。
何も使わないという事から有機物を入れるということも言っていたりして
混乱する部分も見受けられる。

そのわからない部分に科学的なメスが入った。
つまりは土とは何かがわかったのだ。

そうなるとさらに科学的に追求できるようになる。
そしてそこからもっと良いと思える方法論を導き出す事もできるようになる。

土とは有機物が微生物と珪酸との絡みで重縮合という物理化学反応した結果に生まれてくる物質だ。

そこに緩衝作用が発現する事がわかっている。
自然農の理論は科学的にわかってきたのだ。

そうなってくると
肥料を使う使わないとかの話ではなくなってくる。

これと植物の生理を組み合わせていくと
生産ではどうして行けばいいのかのプログラムが出来上がってくる。

土の基が有機物であるとわかった時点で
自然界の有機物の循環に目を向けることで多くの疑問が解決する。

自然農の考え方は間違ってはいなかった。
ただ見る視点がちょっと違うところから見なくてはならなくなったというだけだ。





 

chorga at 22:12|PermalinkComments(0)

2015年01月10日

自然栽培生産に存在する根本問題

自然栽培生産に存在する根本問題

10年前から自然栽培に向かっている。
諸先輩に教えられた事を忠実に再現していくうちに疑問がわき
その疑問を解決すべく追及していくと自然栽培ではないといわれる。

はたして私は何か間違ったのだろうか?

思うままに追求をしていって土のことがわかってきた。
土の生成から有機物の循環に気がつき
それが植物の生理に直結している事もわかってきた。
そしてそれらは切れない関係であるという事も。

それらが科学的にそして化学的に説明できるようになってくると
自然栽培の問題点が浮き上がってくる。

それまでにわかっていなかった事柄をむりやり理由付けしてしまったことが良くなかったのか?
ただ単に表現方法が良くなかったのか?

私は無理やり別物扱いにしてしまったことに問題があるように感じる。
肥料を使わないと出来ないと思っていたものが肥料を使わなくても出来るという仕分け。
生産側から考えればそれは特別な違いであろうと思われる。
私もそう思った。

だがそうではない。
生産物はどういう過程で出来たかよりも
出来上がったものがどうあるのかが大事である。

どんな方法をもってしても良きものは良く、だめな物はだめなのだ。

良きものはどんなものであり、だめなものはどんなものなのかを知って
そこからそれにたどり着くまでの過程を考える事が本筋であろう。

先に方法論をかざしての差別化に走った自然栽培は淘汰されてしまうかもしれない。
そんな自然栽培のままで終わらせたくは無い。

自然という言葉にごまかされない自然栽培を目指すのだ。



chorga at 23:02|PermalinkComments(0)

2015年01月06日

話したいこと

このところあまり表に出ないようにしています。
人と話すことは楽しい事なのですが
話の内容が難しくなりがちでおそらく聞いている人に理解していただけないと思うようになったからです。

一部の話で中途半端になってしまうと誤解を受けるのではないかと心配します。
世の中の事象は全てが繋がっていて、切り離せない事だらけですが
ある部分を切り取ったとしたら全く反対の意味にとられる事もありうる。
そうなると聞くほうからすればちぐはぐな頓珍漢な事に聞こえてしまうかもしれないです。

どうしたら簡潔に上手く伝えられるのか?
とても悩ましい事なのです。

土はどうやって出来たかとかを話すときに
土は有機物ですという切込みをしますが
ほとんどの人が土は無機物と思い込んでいるので
その説明から入らねばなりません。

そうなると成因がどうなってきたかという話になります。
そこを説明するのも大変な時間がかかります。

土が有機物からできてきたという事がわかっていれば
植物の生理が解ってきます。
生命は炭素が絡んだ有機物の循環により生まれてきています。
そうなると土が有機物だという事がわかっているだけで
循環している事がなんとなくわかってくるのではないでしょうか?

自然栽培、無肥料栽培であっても有機物の循環があるからこそ
その流れが出来ているからこそ成り立っているのです。

自然栽培は有機栽培の一部でしかないと主張するのはそのためです。

良い食を求めるのならば
有機物の良い循環を作り出す事だと思います。

そこの仕組みさえわかってくれば良い事だと思います。

地球の歴史を見ると
ほぼ酸素が無い大気から酸素を多く含む大気に変化してきて
その環境で生きていける微生物の働きで変化をしてきました。
その生存環境を考えると地表の狭いところでしかなく
酸素の無い環境で生きている微生物がたくさんいるようです。

その微生物の事はわからないことがたくさんありすぎです。

土の生成には酸素のある環境で生きれるものとそうでないものと
どちらでも良いものとがいるようで
それらが絡んで活動する事により有機物を化学反応で土に変化させていきます。

その土がある環境で植物はその特性を活かした生きる方法を見つけ出し繁栄してきました。

宇宙の中の地球のおかれた環境で有機物が生まれ
その有機物から土が生成され、その土を利用して植物が繁栄するという流れ。
切り離せないのです。

今度のセミナーではそれを解り易く話せたらと思っています。





chorga at 21:50|PermalinkComments(0)

2014年12月01日

講演会

山口県の長門市で自然栽培講演会をやることになりました。
今年の2月の第10回九州自然栽培研究会に市役所の方が参加され
そこからこの話に発展しました。
自然栽培での米作りを主に話をしますが
実はそこには何があるのかを知っていただきたいと思っています。

来年の2月には11回目のセミナーを予定しているので
その一部という感じになります。

自然栽培という言葉が流行ってきているように思いますが
方法論だけの話はしたいと思いません。
何のための方法論か?
そこが大事でしょう

この思いをどうやって解ってもらうのかが命題
ずっと考え続けています。

すでに満員になっているみたいなので
お聞きになりたい方は2月のセミナーへ来てください。
九州自然栽培研究会
 

chorga at 23:45|PermalinkComments(0)
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