2018年10月24日

稲刈りの合間に


稲刈りを始めたのだが、稲の状態は少し早そうかなって思った。
しかし旭1号は倒れ始めているしこの加減に気をもみながらの日々。
昨日思わずの雨により稲刈りが出来ず
しかも来客もあって久しぶりに気持ちが持ち上がってきた。

最近は嫁のブログ自然栽培農家の嫁のあしあと)にいろいろ書いていってるから見てみて

そんな中で某テレビで野球界の道を切り開いた
野茂英雄の特集が放送されていた。
現在日本人がメジャーで活躍できているのは
その道を開いた野茂投手の想いのがあったからだ。

私はそれを見て自然栽培に重ねてしまう。
新しい挑戦をすることは
旧態依然としたものには害に思われるらしい。

それを跳ね返し大活躍した野茂投手には
以前からあこがれていたものだ。
私よりも10歳も若いのに
その想いや行動力には感動していた。
彼がメジャーで活躍を始めたころは
私は失意の中にいたから私自身の気持ちを起こしてくれる存在でもあったのかも。
実際はそれから動けるものを見つけるのに10年もかかったわけだが。

私自身の新しい挑戦こそ自然栽培であった。
現嫁のおかげでこの道が開けた。
もはや農業なんてって思っていたし好きではなかった。
ただ農家の長男で残っている土地はどうするって思いはあった。

親父がやっていたできるだけ農薬を減らすような慣行しか知らなかった私に
自然栽培は異常に見えていた。
しかしそこにこそ新しい道が見え隠れしたのを覚えている。
2005年の3月の千葉でのセミナーが分岐点か。

そこから一気に自然栽培にのめり込んでいったが
5年もするとわからないことの多さやその大雑把さに考え込む。
そんな時に出会った土壌生成理論はさらなる分岐点。
そしてBLOF理論を学ぶに
いいかげんな自然栽培からの脱却が必要と思うようになっていった。

自然栽培はもっと科学すべきで
もっと良いものをたくさん収穫できるようになるはずだ。
そんな思いが沸いている。

いろいろ勉強していくうちに
人間が決めた線引きに疑問をもつ。
自然界は人間が勝手に決めた線など関係ない。
良いものを生み出すにはその線引きをいったん取り払い
考え直す必要があると思うに至った。

しかし基本は自然栽培

自然栽培でもさらに深い道を模索すると
自然栽培からもはじかれるという・・・
そんなもんか・・・・

だが思いはとどまらなかった。
もっともっとと
どんどん追求することになる。

それが少しづつだが理解してくれる人が出てきているように思う。
良きものを生み出すには
良き土を作る事

それには科学的な検証が欠かせないと思う。
まだまだ検証途中
もっともっと

野茂投手がプロにいって
OJTによるコーチの練習方法に疑問を持ってしまい
科学的な手法に入っていったそうだが
土はさらに奥が深いように感じる。

もう60歳になって
体が思うようにならないいらだちを覚えるようになってきたが
だからこそもっと簡単に良いものを生み出す方法が必要になる。
考えて工夫することはまだまだたくさんありそうだ。

さて、そろそろ稲刈りに行こうか。
今日はいい天気だ。
昨日の雨と朝露が取れてくれれば今日も頑張るよ。



chorga at 09:59│Comments(0)

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