2018年09月28日

振り返り3

2010年のころ、行き着くところは「土」となり
土って何?をテーマに調べてみました。
土壌学の本を引っ張り出し読んでみても
岩石が細かくなったものと、分解された有機物が混濁したものという。
NHKの高校講座の地学では緩衝作用の事が出ていました。
能力があることはわかってきたのですがどうしてというとキレートという言葉も出てきました。
しかし求めるものは出てきません。
そんなときに土壌生成理論に出会いました。
そこには土とは何かが示されていました。
火山学者であった内水護氏がその解明をされてあったのです。
それは有機物の循環と微生物の関係から有機物の変性が示され
土は有機物から出来ていることが書いてありました。
(図)

土壌生成理論図
考えてみれば自然界で有機物が奇麗な循環をしていなければ
我々の住む環境はどうなっていたでしょう?
動物も植物もその複雑さは違っても炭素Cをもつ分子の集まりであり
炭素Cを含む分子構造により出来上がっています。
それを有機物といいます。ただし一部除外されているものがありますが・・
動物はエネルギーとなりうるものを口から摂取し不要になったものを排出して生きています。
排出されたものも有機物であり、変化してくれなくては
糞だらけの世界になってしまいます。
自然界での仕組みは良くできています。
きちんと循環するシステムを備えているのです。


有機物の変性は2種類に大別されます。
1.酵素分解による低分子化
2.重縮合反応での巨大分子化

1は一般的に言われる醗酵腐敗の分解低分子化
2は物理化学反応で土の生成に向かう高分子化

条件は関わる微生物(土壌菌)の代謝産物にフェノール系のものが含まれるかどうか

高分子化に向かうと、さらに珪酸塩がある環境にて土壌生成過程に向かう。
この状態を「腐植」という言葉で表す。
この時に緩衝作用を担うキレート構造が出来てくる。

そしてそこにフルボ酸、フミン酸という過程物質が生まれ多くの時間をかけてさらに石炭酸へと変遷する。

土(土壌)は腐植、フルボ酸、フミン酸、未反応ケイ酸塩などが混濁するものである。


有機物から変遷し、ケイ酸塩のある環境で腐植化に向かう直前の状態を腐植前駆物質と呼び
この腐植前駆物質は微生物(土壌菌)の代謝産物をフェノール系に向かわせる働きをする。

そして高有機物を分子化へと・・・というサイクルができている。

自然界ではこのサイクルが出来ていて
低分子化したものもキレートしたりして再生していく。

つまり生物が生きていくうえで
腐植は必要なものであり、環境を整える環境物質と捉えることが出来る。

そこには土という状態のものが存在することになるのだ。
土があってこそ植物だけでなく動物も微生物も生きる環境になっているのだ。

難しいようで簡単な仕組みでサイクルするシステムのおかげで
自然界は生物が生きれる環境が出来上がっている。

土はその一端を担っているわけで
土の正体の大まかなところがわかった。

それらのシステムは
太陽からの光エネルギーからもたらされた事から
地球上に有機物を生み出す環境があったからこそ。

全く持って自然とはすばらしいシステムから成り立っていると
驚くばかりである。


chorga at 20:09│Comments(0)

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
ギャラリー
  • 旭1号の状況
  • 稲刈り前 野菜
  • 稲刈り前 野菜
  • 稲刈り前 野菜
  • 稲刈り前 野菜
  • 稲刈り前 野菜
  • 稲刈り前 野菜
  • 台風過ぎて
  • 台風過ぎて
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計: