2017年12月16日

自然栽培ってさ

自然栽培ってさ

昔は無肥料栽培って言ってたんだよね。
肥料を使わないと農薬も使わなくても良くなるってね。

自然栽培という言葉は昔 岡田茂吉が作り出したのだけど
横やりが入って無肥料栽培って言い換えたんだ。

自然栽培の定義は少しづつ変化して
今では取引条件になっているのを定義みたいに勘違いしている。

岡田茂吉は宗教家で農にも色々言っているみたい。
ある時信者が肥料を使わなかった(使えなかった?)米を
たまたまビンに入れて放置してたのを見つけたんだ。
そしてそれが腐っていなかったことから始まった。

最近で言う腐敗実験だね。

岡田茂吉はもともと無肥料の事は考えていなかった。(と思う)
土自体が肥料だと言っていたから。

土が肥料になっているというなら無肥料ではない。

自然では土が肥料の役割を担っているから自然栽培。
自然環境から肥料分は生み出されているという考えなんだね。

火素、水素、土素、の3要素から養分は生み出されているというのは
自然環境ではそういう仕組みがあるっていう事で自然栽培。

金肥(化成肥料)を使う事で出来た野菜を清浄野菜としたのは
糞を利用するのを清浄ではないとした見方からだよね。
つまり循環なんて考えていなかった。

無肥料栽培は人為的に肥料を土に入れないという意味合い。
自然栽培は循環から養分は供給されて栽培できてしまうからということなのかな?

科学的に追求すると
生物を作り出す大本は光合成
作り出されるものは炭水化物(CH2O)
二酸化炭素からのCと水H2O
生物は水と炭素がもとになっている。
炭素が関わる物質を有機物と言い
有機物の循環が自然界の生物の循環になる。

自然栽培はこの有機物の循環を利用して成り立つ。
実は作物は全てこのラインからはずれないんだけどね。

基準が人為的に肥料を入れるか入れないかではなく
循環しているかどうかが問題なんだけど。

人の体だって食糧を通して自然界の循環の中にいる。
そのエネルギーを利用することで生きていられる。
そこに余計な循環に必要ないものが混じりこむとおかしな現象を引き起こす。
それが体に反応を起こす。

そんな感じなのかな?

昔は有機栽培は怖いと思っていた。
特に自然栽培で言う動物性肥料(つまりは糞の利用)を使うと
すぐに生産物が腐敗して溶ける。
そんなもの食べたい?って感情的に嫌っていた。
それが嫌だから自然栽培がいいってね。

最近は有機物の循環を考えたら有機栽培が未来的に有力だと思っている。
だって有機物の循環が基本だから
有機物の循環に合わせた有機肥料を使ったら効率よく生産できる。
その追及をやっているのが小祝氏率いるBLOF軍団。
素晴らしい理論と成果を上げているんだよね。
勉強させてもらっています。

私は自然栽培からの流れで
思うところは「絶対の安全」
かといって自然栽培ありきではない。
良い食が得られるのであれば方法論はどうでもいい。
だが、どうでもいいでは良いものは得られない。
そこでの方法論だから自然栽培にこだわらない。
今のところ自然栽培というだけ。
これに腐植の技術ははずせない。
自然栽培でも有機栽培でも腐植の恩恵は受けているけど
理解していないだけだよね。

さりとて自然栽培
良い食材を生み出す初歩の方法論としては良いと思うのさ。





chorga at 03:18│Comments(0)

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