2015年06月03日

自然栽培の米の作り方


私の米の育て方を話してみようかと思う。
基本は10年前の木村秋則氏の話から。
自分なりの改良を加えて今に至る。

区切りは稲刈り終了時から。
稲藁はコンバインで切り落としたままで一冬触らない。
秋起こしが良いとか最近は耳にするが微生物が活動しにくい冬場は扱わない。

周りでは冬場でさえ田に草が生えてきて緑が多くなるのだが
私の田ではほとんど冬場は草が出てこない。
3月になってくると田に草が出てくる。
微生物が活動を始めるころ、草刈と藁の腐食化を進めるために
モアーという機械で田に入る。
藁は細かくなって内部まで分解をするようになってくる。
モアーは2~3回
4月後半からディスクローダーで土を起こす
田の表面が横を向くようにするところが大事。
ロ-ダーで土を起こすと大きな塊となって含んでいた水分が蒸発し
空気が入り込んで乾燥してくる。
土の中に残っている稲の根も分解に向かう。
空気にさらされるところは好気性の菌が活躍する。
その下の部分では通性嫌気性さらに下の空気が入り込めない部分では偏性嫌気性菌が蠢く。
その状態になってくると藁とか根が分解反応と高分子反応が起きる。
乾いた状態での土の下の部分では雨風、気圧、月による潮汐の影響と
藁等から発生する高分子化腐食にキレートが現れる。
キレートは周りのイオン化したものを集めだす。
土は塊を砕いてみると団粒を見せる。
年月が経ってくると塊になっていたものが砕けるようになって塊になりにくくなってくる。

最後にローダーで鋤き戻す。
鋤き戻さないと収量に影響する。
おそらく微生物の活動に偏りができてしまうからであろうと考える。

ここまでの処理で藁も根も分解もしくは高分子化反応しやすい状態になっている。
そこで6月水入れ代掻き
この時点でさらに藁等の腐植化を進めるのと微生物のフェノール化のために
藁から作った腐植前駆物質を使う。
今後土が良くなってしまったら使わなくなってくると思うが、
できてきた米の抗酸化能力が高くなるようだ。
土壌生成理論から導き出した自然界の法則を利用している。
肥料は一切使わない。堆肥も使わない。

そして田植えとなる。
藁や根が腐植化に向かっていないとメタンガスが発生し田植え後の根を痛めることになる。
私の田ではガスの発生は一切ない。
10年前に比較試験したとき、藁処理しないままに水を入れたときの泡の発生は凄かった。
気にしないと気がつかない。
メタンガスを田で発生させてしまうと温暖化の原因だと批判される対象になるかもしれない。

水が入り田植えをしたらジャンボタニシ食害対策での浅水管理でその時期が過ぎたら深水管理
深水にすると害虫にやられにくいらしい。
稲刈りの直前作業に支障のない範囲でできるだけ水を掛けっぱなし。
中干しなどは一切やらない。

常に考えていることがある。
藁の状態だ。
有機物としての変遷があるから
切り落とした藁が再利用される状況を作り出すこと。
そのためにはどういう過程で再利用されるかを知っておかねばならない。
実際の米自体の成分は水と2酸化炭素を材料とにした光合成で生み出される。
途中で微量要素の役割が必要となるのだがそれらは自然界の循環の中で供給されるもので間に合う。
収量は多くはないが必要なものを必要なだけ自然界から受け取るという状態で
バランスの取れた米に仕上がっているのだと思う。
土を分析してみてもあまり芳しくないデーターがでるが
できた米は素晴らしく美味い。
一度、抗酸化値などを調べたが素晴らしい結果が出てきた。

美味いのだが、食味検査などに興味はない。
巷では食味の検査などで競っていたりするが、求めるものは安全性。
米アレルギーの人でも食べられるようなもの。

だから危険な要素を持つものは使わない。
だから農薬も肥料も使わない。
それでいてそれなりのものを追いかけるという姿勢。

自分自身が食べるものに色々アレルギー反応が出るから
自分が食べられるものしか出荷したくないと思っている。

これが元田の米つくりだ。



chorga at 12:06│Comments(0)思い 

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