2015年01月24日
土壌分析
今日は熊本有機の会での土壌分析講習に出かけた。
土壌分析講習はこれで3回目。
分析方法での大きな違いでは重量法1回、容積法で2回。
容積法でのデーターはすでに手元にあり
重量法でのデーターはまだ
ただ重量法では土と一緒に生産物の抗酸化値、硝酸態窒素、ビタミンc、糖度のデーターも一緒に来る事になっている。
さらに同じ土を重量法と容積法で比較する事も依頼してある。
全ての試験は自然栽培における生産物と土のもので
そこにどんな関連があるかを知りたいが為だ。
試験している土からの生産物は全て良い出来だと判断できるものだが
それをデーターと引き合わせる事で
次の生産に活かせるかどうかを考えることにしている。
この土壌分析は今後BLOF理論によるものを主に考えていくと思うのだが
それを自然栽培にどう活かせるかというのがひとつの目的。
理屈はわかった。
それが現場に落とし込みできるのかどうか?
植物生理を勉強していくと感じるのは
自然栽培ではもしかしたら偏った生産物になっている可能性があるのではないかと思う事。
ところが出来ているものをみると偏っているようには見えないし
実際に食しても私自身納得できるもの。
収量はかなり違うようだが。
BLOFという素晴らしい理論の基
それを実現するための土壌分析
それでの施肥設計で出来てきた生産物を調べたデーターは素晴らしい。
ここまで作り上げる事が出来るという管理方法。
なのだが
私自身は?があってそれを確認すべく自分なりの思いつくことをやっている。
私自身の感覚がそうさせるのだが
そのあたりの話は今出来ることではなく
確信が持てるまでは話さない。
それにしても土壌分析をやってみると今までわからなかったことがわかって
対処方法が見えてくるのでとても良い。
今までの自然栽培ではすっかりと置いていかれている感じがある。
自然だから良い=良い食 とは必ずしも言えない所がある事を知るべき。
私がそう思うようになったのは
自然農で40年米を作っていた圃場から出来た米を
食べられないという人がいるという話を知ってから。
そこの圃場に流れ込む水が原因ではないかと推測されていたのだが
いろいろ勉強しているうちに水を綺麗にするのは圃場の土であって
流れ込んだ水どうこうではないと思うようになっている。
周りの環境も大事ではあるが、圃場の土の緩衝能力が低かっただけと思っている。
その緩衝能力を上げるには土壌分析が必要になってくると思うのだ。
自然栽培でも多くのデーターを引き出し
活用する事が大事になってくると思うからこそ勉強中なんだな。
chorga at 23:03│Comments(0)│今日の記録