2016年03月07日
2016年03月07日
4月23,24日 12回目の九州自然栽培研究会のメニューについて
4月23,24日 12回目の九州自然栽培研究会のメニューについて
自然栽培をやるにはできるだけ環境に配慮し、関わるものの多くに問題意識を持たねばならない
私自身はそういうコンセプトを持っています。
なぜならば目の前だけの問題解決だけでは済まないほど多くのことが絡んでいるからです。
始まりは自然栽培を上手くできるようになるにはどうすればよいか?から。
それはひとえに良い作物を作るためであり、買って頂く人に喜んでもらえるようにという思いからです。
そこから
良い土を造るとはどういうことか?
生産物はどうやって成長するのか?
など多くの問題を勉強しながら解決できる方策を考えてきました。
そして自然栽培では畜産の問題に目を背けてきたという思いがあります。
肥料は使わないが植物性のものであれば使っても良いだとか
動物性の肥料は危険だとか言い放っているわけです。
それなりの理由もあるのですが根本的な解決方法は探ろうともせず
ただただ批判となっていたようです。
今までわからなかったということもありますが
解決方法は江戸時代からあったんですね。
自然栽培を始めたころ、有名な木村秋則さんの話の中に
畜産の関係者から「木村は畜産をつぶす気か?」と迫られたという話を聞きました。
私はそのことがずっと頭の中に残っていました。
畜産のことは畜産が考えるべき問題だ、と当時は思っていました。
それが肥毒の解決法から入り込んだ土の成り立ち
そして有機物と土のかかわりからの畜産の糞尿の解決法が見えてきました。
土の生成に関わる有機物からの腐植という状態が多々の問題解決に役立ち
循環を担っているということがわかってきました。
私のセミナーに来て自然栽培を押して頂く人々に聞きました。
肉を食べない人挙手
50人中1人
自然栽培の米野菜を求める人のほとんどは肉も食べるのです。
肉を食べるのにその困る部分である糞尿処理に知らん振りでいいの?
糞尿処理を耕畜連携という名目で田や畑に捨てている現実
糞尿を適切な処理をして循環できる形になっているのならまだしも
不完全な状態で土に捨てるから問題が起きていたんですね。
そこの問題点を逆手にとって自然栽培は売って来たという部分もあります。
その自然栽培が嫌って知らん顔してきて
さらに批判してきた部分の解決法を見出すことは
自然栽培を続けるには必要ではないのか?
ずっとそう思っているこのごろです。
そこで九州自然栽培研究会では
その本来触りたくない部分の解決法を
さらには生かし方までをお知らせできればと思っています。
その分野のエキスパートをお呼びしてお話をして頂きます。
畜舎から一切に糞尿を出さずに循環させるようなところまで来ています。
今回は自然栽培の話もありますが、ここまで来ている技術を
知って頂きたいと考えています。
人にとって大事な食のためには耕作農業も畜産農業もそこにある問題を解決していくことが大事だと思っています
chorga at 02:30|Permalink│Comments(0)
酒が出来なくなりました、ごめんなさい。
酒が出来なくなりました、ごめんなさい。
私の自然栽培暦の一番長い(11年間無肥料無農薬)の圃場で採れた旭1号だけでお酒を造る計画が頓挫してしまいました。
理由が良くわからないままなのですが、期待していただけに残念です。
12月から仕込みに入るという話から進まないままどんどん時間だけが過ぎて
結局出来ないということに・・・
私自身はあっけにとられるだけなんですが
正直に理由は良くわからないままです。
期待して予約いただいた多くの方々、本当に申し訳ありません。
数年来の企画であったのですが
ようやく実現すると思うも出来てみなければどういうものに仕上がるかは不明。
まずは造ってみようという事から
米で販売する卸価格の半分の値でやりやすくしたつもりなんですが
結局こうゆう結末になってしまいました。
期待大きく待っていただいていた方々に早く報告だけはしなくてはならないと思い
ここに書かせていただいています。
はっきりしたのは3日です。
私が腰を痛めて動けなかったのですぐに報告ができませんでした。
本当にすみません。
ラベルのデザインも決まっていて
しかもすばらしく気に入っていたんですけど・・・・
chorga at 01:41|Permalink│Comments(0)