2015年01月11日

何のための自然栽培か?

何のための自然栽培か?

実は自然栽培にはとてもこだわっている。
おそらくどこの誰よりも考えている。

自然栽培とは肥料と農薬を使わないだけの生産方法ではない。
自然の動きを感じ取って、生産物の育ちやすい環境を整え
健康的に育ってもらい、食として素晴らしいものを生み出す方法であろうと思う。

そこに直接的に人の手がかかわるかどうかは意見のわかれるところか。

誰かが言った。
自然栽培が良いに決まっている。

違和感を感じた


いったいどんな自然栽培なんだろう?
自然という言葉がつけばこんな言葉を使えるようになるのか?


私は思う。
どんな生産方法をもってしても素晴らしいものを生み出す人はいる。
それはいったい何故なんだろう。
方法論よりもその人の持つ向かい方感性が素晴らしいものを作り出す行動を起こさせるからだと。
たいして何かをやっていると気がつかないままに
何かしらちょこっと手をいれその積み上げがその人の思う結果を生み出す。

何かするのか何かをしないのかの細かい判断が存在しているのだろう。
本人は気がつかない。
だから何かをやっているとも思わない。
自然がやってくれていて、ほんの手助けくらいだよと。


肥料農薬を使わないとなると
言わば小手先のごまかしができないという事になる。
そうなると本質に迫っていかねばならなくなる。

本質とはいったいなんだ?

生産植物は種を土に落とすことから始まる。
種が動き出すには必要な水分と必要な温度
その先には育っていける環境があるかどうか。

それからは?


その前にその種はいったいどうやって生きる?
必要な環境はそれだけなの?

地球上にいる以上は地球の置かれ環境が影響を与える。
土に置かれる以上は土の特性にも影響される。
そしてその種の植物としての生理に影響される。

自然栽培とはそこに影響するものを感じ取って
その影響に応じた何かをすること?
しないこと?

どうすれば良いものができる?


その良いものとはいったい何?



そういう自問自答を繰り返しながら
自分の思う方向に向かっていくしかなくなってくる。

自分の思うものとはいったい何か?
それを見つめなおさなければ方法は見つからない。


自然栽培という方法論を先においてしまうと
はたして自分が何をしたかったかがぼやけてしまうのではないのか?

あなたは何のために自然栽培をやるのですか?




chorga at 13:44|PermalinkComments(0)

2015年01月10日

自然栽培生産に存在する根本問題

自然栽培生産に存在する根本問題

10年前から自然栽培に向かっている。
諸先輩に教えられた事を忠実に再現していくうちに疑問がわき
その疑問を解決すべく追及していくと自然栽培ではないといわれる。

はたして私は何か間違ったのだろうか?

思うままに追求をしていって土のことがわかってきた。
土の生成から有機物の循環に気がつき
それが植物の生理に直結している事もわかってきた。
そしてそれらは切れない関係であるという事も。

それらが科学的にそして化学的に説明できるようになってくると
自然栽培の問題点が浮き上がってくる。

それまでにわかっていなかった事柄をむりやり理由付けしてしまったことが良くなかったのか?
ただ単に表現方法が良くなかったのか?

私は無理やり別物扱いにしてしまったことに問題があるように感じる。
肥料を使わないと出来ないと思っていたものが肥料を使わなくても出来るという仕分け。
生産側から考えればそれは特別な違いであろうと思われる。
私もそう思った。

だがそうではない。
生産物はどういう過程で出来たかよりも
出来上がったものがどうあるのかが大事である。

どんな方法をもってしても良きものは良く、だめな物はだめなのだ。

良きものはどんなものであり、だめなものはどんなものなのかを知って
そこからそれにたどり着くまでの過程を考える事が本筋であろう。

先に方法論をかざしての差別化に走った自然栽培は淘汰されてしまうかもしれない。
そんな自然栽培のままで終わらせたくは無い。

自然という言葉にごまかされない自然栽培を目指すのだ。



chorga at 23:02|PermalinkComments(0)セミナー 

2015年01月06日

話したいこと

このところあまり表に出ないようにしています。
人と話すことは楽しい事なのですが
話の内容が難しくなりがちでおそらく聞いている人に理解していただけないと思うようになったからです。

一部の話で中途半端になってしまうと誤解を受けるのではないかと心配します。
世の中の事象は全てが繋がっていて、切り離せない事だらけですが
ある部分を切り取ったとしたら全く反対の意味にとられる事もありうる。
そうなると聞くほうからすればちぐはぐな頓珍漢な事に聞こえてしまうかもしれないです。

どうしたら簡潔に上手く伝えられるのか?
とても悩ましい事なのです。

土はどうやって出来たかとかを話すときに
土は有機物ですという切込みをしますが
ほとんどの人が土は無機物と思い込んでいるので
その説明から入らねばなりません。

そうなると成因がどうなってきたかという話になります。
そこを説明するのも大変な時間がかかります。

土が有機物からできてきたという事がわかっていれば
植物の生理が解ってきます。
生命は炭素が絡んだ有機物の循環により生まれてきています。
そうなると土が有機物だという事がわかっているだけで
循環している事がなんとなくわかってくるのではないでしょうか?

自然栽培、無肥料栽培であっても有機物の循環があるからこそ
その流れが出来ているからこそ成り立っているのです。

自然栽培は有機栽培の一部でしかないと主張するのはそのためです。

良い食を求めるのならば
有機物の良い循環を作り出す事だと思います。

そこの仕組みさえわかってくれば良い事だと思います。

地球の歴史を見ると
ほぼ酸素が無い大気から酸素を多く含む大気に変化してきて
その環境で生きていける微生物の働きで変化をしてきました。
その生存環境を考えると地表の狭いところでしかなく
酸素の無い環境で生きている微生物がたくさんいるようです。

その微生物の事はわからないことがたくさんありすぎです。

土の生成には酸素のある環境で生きれるものとそうでないものと
どちらでも良いものとがいるようで
それらが絡んで活動する事により有機物を化学反応で土に変化させていきます。

その土がある環境で植物はその特性を活かした生きる方法を見つけ出し繁栄してきました。

宇宙の中の地球のおかれた環境で有機物が生まれ
その有機物から土が生成され、その土を利用して植物が繁栄するという流れ。
切り離せないのです。

今度のセミナーではそれを解り易く話せたらと思っています。





chorga at 21:50|PermalinkComments(0)セミナー 

あけましておめでとうございます

新年明けましておめでとうございます。

自然栽培に関わって11年目、腐植に関わって6年目、植生を考えて3年目となります。
自然栽培の流れが広がって、その縛りみたいなものに翻弄されがちですが
本来の自然を考えると自然栽培こそが不自然に感じてしまうこのごろです。

このところスーパー有機の勉強に傾注しているのですが
それは自分が思うところの追求の一環だからです。
自然という言葉の不自然さを感じながら
本当の自然とはいったい何?みたいなことを考えています。

自然栽培の圃場は不自然だらけ
そこに自然の再現を求める事自体が不自然なのですが
そんな哲学的な考えはあまり必要ない。

つまるところ、求める食材を生み出す事が目的であり
自然栽培が目的ではない。
ただ、その求めるところに自然栽培が近かっただけの事であり
目的を追求するには他の方法があってもなんら問題は無いのです。

こんなことを書いていくとまたいろいろ言われそうですが
そんな事はどうでも良いです。

自分自身が求めるものは何か?
それさえしっかりしていればいいのです。

方法論ありきではなくそこにある食が安全なものである事。
自分自身が食べられる事。

それだけを追求しているだけです。

そんな思いを今年も吐き出します。
九州自然栽培研究会 元田セミナー

2月の18~19日(水木)
面白い話を用意したいと思っています。


今年もネギハウスの草処理を3日からやっています。
農の仕事には時間が関係ないですからね。
やれることをその時にやるだけです。


 

chorga at 03:32|PermalinkComments(0)

2014年12月17日

湧き上がる思い

最近、ブログの更新がなかなかできないでいます。
ひとつのものを追いかけるだけならば簡単ですが
そのひとつのものから大きく広がっていっている状況なんです。

自然栽培という素晴らしい考え方
自然の状況を生産現場に持ち込むと言えば
それはいいと思うのが普通の人の感覚です。

やっかいなのは自然の状況を金勘定に換えなければいけないから。

生産という仕事として成り立たせながら自然を自分の圃場に再現する。
この使命にどう向き合うかは生産者の悩みどころ。

道楽ならば好きにすればいいのだけど
それで生きる糧にしなければならない生産者はどうすればいい?

10年やってきて思うのは
自然栽培でもやっていけるかもしれないという感じ。
それは私自身がついていたと思うのね。
流れに乗ってしまって何事もうまくいっている。
ところが、そこにある現場の?にそのままにしてはおけない気がしてた。

あらゆる方向から?を解決したいわけ

そうやって思うがままにやってそれを話していたら、
それって自然栽培?って言われたりする。
おかしいと思うのに?

何をしたいの?

私は安全なものを提供したいだけ。
自分自身が食べられるものを提供して生きていける仕事にしたい。

ある時期から出てきた食べ物に対する自分の体の反応
それがでて来ないような食を求めてきた。
それが同じような人たちがいて理解してくれて買っていただく。

そんなことを考えていながら
いつのまにか多くの知恵を頂く事になってきた。

自然栽培を生かしていくには
自然栽培という狭いカテゴリーの中にいてはだめな気がしている。

多くの知恵の中に自分を置いてこそ自然栽培を生かせるのではないか?

そこから動いてみて
驚くような成果をいただけるようになった。

(1度にかけないので続きます)
九州自然栽培研究会

 


chorga at 12:04|PermalinkComments(0)
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